外壁塗装の塗り替えの必要性は、ただ単に、見た目が汚れてきただけの目的ではありません。
特にわかりやすい白い外壁は、10年くらい経過すると、家庭用の高圧洗浄機ではびくともしない、頑固な汚れやカビなどが発生しています。そして、ひび割れや雨漏りも発生してくることもあります。
外壁塗装は、見た目を綺麗にするだけだと思われがちですが、塗膜には外壁を保護する役割もあります。外壁塗装後にできる塗膜が薄くなると、防水・防塵・防カビといった効果が失われ、外壁材が劣化しやすい状態になってしまいます。
特に防水しないというのが危険⚠
外壁材は、水を弾かなくなると濡れた状態が続き、汚れが溜まります。するとコケやカビが発生しやすくなり、さらに外壁の表面が汚れます。この悪循環を繰り返すと、次第に塗膜が剥がれ外壁材が劣化しやすい状態になってしまいます。
おうちを長持ちさせるためには、外壁だけではなく、定期的なメンテナンスが大切です!
◆外壁の劣化の主な症状頑固な汚れ・カビ
◆外壁の劣化の主な症状チョーキング
(手のひらを当てたとき、粉が付着する現象)
◆外壁の劣化の主な症状コーキングの劣化
◆外壁の劣化の主な症状塗装剥がれ
◆外壁の劣化の主な症状ひび割れが剥がれ落ちる
こんな症状が出始めたら、早めの対処を!
外壁塗装工事の工程
1. 足場の組み立て
2. 高圧洗浄:高圧洗浄機で外壁表面の汚れを念入りに落とす
3. 養生:塗料をつけたくない部分を養生シート等で覆う
4. 下地調整:表面の穴やヒビを埋める、研磨する等の作業
5. 下塗り:外壁面と次に塗る塗料の密着を良くする液材を塗布
6. 中塗り:ローラー、ハケ等で色付きの塗料を塗る《一回目》
7. 上塗り:ローラー、ハケ等で色付きの塗料を塗る《二回目》
8. 足場解体
外壁塗装がはじまってからは、洗濯物を外干しすることはできません。庭はもちろん、ベランダに干すのもNGです。そして、窓をいつでも開けられるわけではありません。工程によっては開けられないときもあります。基本的には外壁塗装中、家にいる必要はありません。
☆工事中の生活スタイルを考えておくといいでしょう!
こんな方がいるのでは。
「そもそも屋根全体に太陽光パネルが覆われているおうちに、屋根塗装は必要なの?」と。
いつかは屋根塗装の必要が出てくるだろうと考えていた方がいいかもしれません。そもそも屋根塗装は、屋根の劣化を補修することで、紫外線や雨で破壊・流れてしまった保護膜を修繕するために行うものです。
ただし、前提として、屋根塗装を行うこと自体が、雨漏りを防ぐというわけではありません。ただ、雨漏りの防止に繋がるということです。
太陽光パネルがある・ないに関わらず屋根は劣化していくため、定期的なメンテナンスをお勧めします。
施工前
こちらのおうちは、屋根塗装工事に入る前に、コーキングの打ち替え・ベランダの手摺の補修も行いました。
施行中
コーキングは古いコーキング材を撤去して中身を新品にするため、耐久性も良くなります。外壁の目地の隙間をしっかり埋めて、防水性や柔軟性を確保。
ベランダの手摺は、凹んだり曲がったりした部分を修正します。手摺をできるだけ元の形に戻す。そして、損傷した部分を滑らかにして、塗装のための下地を整えました。
外壁の色は、今までのセレクトから替え、2色にチェンジしました。