こちらのおうち、玄関から廊下・階段の壁・寝室が砂壁でした。物を強くぶつけたり擦ったりしてしまった時、ボロボロ落ちたり、衣類などに擦れると付着してしまったりもします。
砂壁は、今はだいぶ減りましたが和の趣や風情を感じられる独特の風合いを持ち、茶室などに好んで用いられています。
今回、お客様のご依頼でクロスに貼り替えました。
玄関ドア
リクシルのリシェント玄関引戸2です。
断熱仕様で冬場の冷気もシャットアウトし、2ロックや安全合わせガラスを選択すれば防犯対策もバッチリ!快適で安心。
風情のある和、ちょっとモダンな感じになりました。
今回は、カバー工法(もともとの枠はそのまま利用しドアのみ交換)で行いました。
カバー工法で、引き戸から開き戸へ、開き戸から引き戸へといったドアの開け方も変えられますが、ドアのサイズや幅によってはカバー工法では開け方が変えられない場合もあります。また、ドア枠が劣化している場合やドアのサイズを大きくしたい場合は、ドアと共に枠も変えることになります。この場合は、ドア周辺の壁や床にも工事で手を入れることになるため、カバー工法よりも時間やコストがかかりやすくなります。
玄関・廊下
砂壁。もともとの壁がクロス仕上げの場合とは違い、砂壁の上にそのまま壁紙クロスを貼ることはできません。砂壁の上に下地材を作る必要があります。
玄関の一部は傷みがあったため、壊してベニヤを貼り補強。他の部分は砂壁の状態が悪くなかったので砂壁の上から下地用のシーラー処理をし、パテで凹凸を埋めて下地を平らにした上から壁紙クロスを貼りました。
階段
クロス→クロス貼替え
キッチン
クロス→クロス貼り替え
寝室
砂壁→クロス
塗り壁はどうしても暗くなりがちだったのですが、クロス仕上げにしてとってもおうちの雰囲気が明るくなりました。
砂壁や土壁などの塗り壁にはもちろん塗り壁ならではの良さはあります。しかしメンテナンスの手間などを考えると壁紙クロスへの張替えにも関心が湧いてきますよね。壁紙クロスへのリフォームを検討していましたらぜひ一度ご連絡下さい。